しまくとぅばニュースだいじぅんすー
活動報告
しまくとぅば普及センターでは、
しまくとぅばの普及・継承のため、
しまくとぅばの講師を養成することを目的として、
これまで那覇、国頭、八重山で「しまくとぅば講師養成講座」
を実施して参りましたが、今年9月30日から12月10日まで、
宮古地域で初めて同講座を開催いたしました。
2009年ユネスコ(国連教育科学文化機関)は
沖縄のしまくとぅばをアイヌ語、奄美語と併せ
消滅の危機にある言語として認定しました。
学校や地域でしまくとぅばを教えられる人材を育成する
本講座は、しまくとぅばを普及継承する事業の中でも
重要な事業の一つです。
今回の講座は、なぜしまくとぅばを子どもたちに教えるのか
という本事業の意義を理解することにはじまり、
ことばを教えるために重要な文法、各品詞の特徴、
文の構造、「ミャークフツ」にしかない発音、表現を紹介し、
しまくとぅばを教えるために必要な知識を系統だって
紹介しました。
最終日、認定試験後は受講者との意見交換会を催し、
センターの今後の取組予定を紹介しました。
また、受講者から講義について
「難しかったが文法を学べてよかった。」
「講義は楽しかった。有意義で受講してよかった。」等の感想を
いただきました。
今回は学校の教員、医療従事者など、オンライン聴講者5名を含む
45名が受講し、最終的には21名が修了認定を受けました。
今後、初級認定者は来年度実施する養成講座中上級コースを受講し、
無事修了すれば県知事から公式な認定を受け、実際に
こどもたちに「ミャークフツ」を教える活動に入っていきます。
このような人材がしまくとぅばを継承する一翼を
担うことになります。
修了生の皆様の今後の活躍が期待されます。
開講式(大城裕子宮古島市教育長) 開講式(狩俣センター長) 講義の様子 模擬授業(加島由美子さん) 模擬授業(牧志勝男さん)