しまくとぅばニュースだいじぅんすー
活動報告
先日2月1日、2日の2日間、宮古島市立北小学校の3~4年生(希望者)を対象に、「シマクトゥバスクール~ミャークフツを学ぼう~」を実施いたしました。
講師を務めたのは、「しまくとぅば講師養成講座 第4期宮古」の認定者4名です。
土曜日の1時間目は、下地時子先生と一緒に「ミャークフツを学ぼう~この道具は何?」をテーマにミャークフツの特徴や昔の道具について学んだり、きらきら星の替え歌を歌ったりしました。
2時間目には謝敷勝美先生が、ミャークフツのこそあど言葉「クウカンことば」を紹介し、子どもたちはペアで身振り手振りしながら「ウヌ、クヌ、カヌ、ンジヌ」を使いながら会話を練習しました。
日曜日の1時間目は、宮古島に生息する蝶や幼虫を題材に、近藤崇士先生による授業が展開されました。生徒らは、初めて聞く蝶の名前に苦戦しながらも、ビンゴゲームで何度もミャークフツの会話を発していました。
2時間目は友利みゆき先生と一緒に、ミャークフツの人やモノの特徴を表す語について学びました。「~カス゚」という語尾の特徴に気づく生徒、質問するときには違う形になるので頭を抱える生徒がいました。
2日間で延べ19名という小規模の参加人数ではありましたが、子どもたち一人ひとりの違った反応を直に見ることが出来ました。
場数と工夫の積み重ねで、誰でもミャークフツがわかる、楽しい、面白いと思える授業が広がっていく可能性は無限大だと感じました。
今回、ご協力いただいた講師4名の方々ありがとうございます。参加してくれた宮古島市立北小学校3,4年生のみなさん、今回参加できなかったみなさんに、またミャークフツの授業で会えるように、教育現場と協力しながら試行錯誤していきたいですね。
★しまくとぅば普及センターでは各地域でしまくとぅば講師養成講座を実施しています。学校教育で子どもたちにシマクトゥバを教えることができる、を目指しています。
一過性のものではなく、体系的な学びを積み上げていけるようなカリキュラム(テキスト・指導案・教材)の実践を目指しており、「シマクトゥバスクール」は、しまくとぅば講師養成講座で認定された方の実践の場の一歩として開催しています。
これからも大学研究者や現場の先生、そしてシマジマの言葉、シマクトゥバを継承していきたい有志のみなさまと一緒に引き続き進んで参ります☆