しまくとぅばとはとぅかてぃ
んだー。
しまくとぅばとは
竹富島
しまくとぅばの「しま」は村落、島をあらわすだけでなく
「故郷」の意味も持ちます。
よって、しまくとぅばとは「故郷のことば」といえます。
「うちなーぐち」は、広い意味では沖縄本島とその周辺離島の諸方言をさし、
狭い意味では沖縄本島中南部の方言をさします。
うちなーぐちには、宮古、八重山、与那国の方言は含まれません。
「しまくとぅば」とは、多くの人々の「故郷のことば」をさし示すことのできる、
外に開かれた意味をもつことばといえます。
しまくとぅばには、人々の生活や労働と結びついた歴史が反映していて、
地域の自然や地理とも結びついています。
子どもの頃に山野をかけまわって食べた、いろんな木の実や、
八百屋には並ばないが食卓をかざった山野草など、
都会に住む現代人がその存在にさえ気づかない、たくさんの植物に方言名を与え、
それに関する知識や経験とともに伝承されてきました
その他にも、しまくとぅばは、地域の伝統行事や、年中行事、
組踊や琉球舞踊、沖縄芝居などの沖縄文化とも深い結びつきがあります。
しまくとぅばは、故郷の自然や人々の顔や声ととともに再生される
具体的な形をもった生活のことばであり、
父母や祖父母の生まれ育った土地のことばともいえるのです。
しまじまの長い歴史のなかで、
地域の人々の生活と、そこで育まれた文化を支えてきたしまくとぅばが
若い人たちに継承されず、消滅の危機に瀕しています。
いま最も必要なのは
個々人の生まれ育った、個性をもった土地の「しまくとぅば」の継承なのです。
あなたも「しまくとぅば」の普及・継承活動の担い手のひとりとして
できることからはじめていきませんか。
しまくとぅばについて
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