しまくとぅばの多様性しらびてぃ
んだー。
しまくとぅばの多様性
沖縄県の八重山諸島、宮古諸島、沖縄諸島に、鹿児島県の奄美諸島をくわえた琉球列島の面積は、日本全体の約1%弱にすぎません。
ですが、琉球列島の北端である喜界島を宮城県仙台市にかさねると、那覇が長野県あたり、石垣島は淡路島の西側に、最西端の与那国島は広島県近くに位置します。
広い海にまたがる琉球列島のしまくとぅばは、多様性に満ちています。
琉球列島の北の端と南の端とでは、ことばがまったく通じないのはもちろん、沖縄本島内でも、南の那覇の人々は、北の、たとえば今帰仁村の人たちが方言で話しはじめると、何を言っているのか理解できないなんてこともあります。
地域ごとの言い回しの存在と、地域固有の音韻変化は、各地域間のしまくとぅばの差を生み出しました。
各地域のしまくとぅばの差というものは、青森方言と鹿児島方言の違い以上に大きくなるのです。
そんな多様性のあるしまくとぅばを本サイトでは沖縄本島中南部、北部、宮古、八重山、与那国のそれぞれ1地区を取り上げて、学習コンテンツにまとめました。
自分の住んでいる地域のしまくとぅばを学んだり他の地域のしまくとぅばと比較することもできます。
「しまくとぅば」を学ぶことは、沖縄に住む自分たちのことを知ることでもあり、地域を知ることにもつながります。
この「♯使ってみよう しまくとぅばナビ」を多くの皆さんに活用してもらい、「しまくとぅば」の普及・継承に役立つことを願っています。
引用
*「くらべてみようしまくとぅば」琉球方言の言語差
*「しまくとぅば読本」はじめに より
しまくとぅばについて
もっと知りたい