ブックタイトルしまくとぅばハンドブック

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概要

しまくとぅばハンドブック

【コラム】しまくとぅばの挨拶「挨拶」は、もともとは禅宗の言葉で、門下の僧と問答するものでした。それが、人と会ったときに交わす言葉や、動作となりました。人口の多い地域や、いろいろな人と会う際、欠かせない儀礼の言葉だったのです。しまくとぅばで、共通語の「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」に相当する言葉は厳密にはありません。それは、私たち沖縄の人間が儀礼を欠いていたということではなく、儀礼的な言葉を話さなくても、コミュニケーションがとれていたということなのです。しかし、全く挨拶の言葉がないわけではなく、人と出会ったときには、「いぃーっわーちちやんやー(いい天気ですね)」とか、「まーんかいめんしぇーが?」などと言葉を掛けて、コミュニケーションを図っていました。あいさつ編メモ11